硬い床に寝るという苦行

何日か前に修行から帰ってきました。
今回行ってきた修行はパリワーtという種類のものでした。
柔らかい布団の上で寝ないのが修行みたいな考えがあって、厳しい寺では僧侶は柔らかい布団やマットの上ではなくゴザの上で寝ます。
私は自室には綿が入った折り畳みマットを置いているんですが、今回の修行にはゴザすら持って行きませんでした。
修行のために持って行かなかったのではなく持って行くのを忘れました。
他の僧侶はみんなゴザを持参してきました。
修行なので敷布団やマットを持ってきている人はいません。
私は外のでこぼこした地面の上のテントのビニール一枚の上で寝ていました。
硬い床で寝ると背中やら腕やらが痛くなって一日中体調が悪くなります。
それでずっと調子が悪かったです。
まだ後遺症で背中が痛いです。
サンカティという長細く畳んだ袈裟(けさ)を上下に二つに折って厚くしてを上半身部分だけ床に敷いてその上に寝ればいいんじゃないかというアイデアを最後の最後に思いつきました。
最終日だけはそうやって寝ました。
袈裟は薄い布なので広げると全く敷布団としての効果はありません。
参考までに、別の寺の大教団のことも少し書いておきます。
ある大教団ではなんでも持ち物は教団独自のものを大量生産して無料支給していてテントも教団用の物があります。
自分で買ってきた汎用の私物はその教団では使えません。
薄いのですがテント内に敷くのマットも教団で用意してあります。
屋内ではゴザの上で寝ますが、そのゴザも教団用のもので非常に薄いですがクッションが入っています。(薄過ぎてあまり意味はない。)