扇風機がよくてエアコンがだめな理由の補足

まず教義的には扇風機も持つべきではないと思います。
扇風機がよい理由は本体価格と電気代が安いこと。
エアコンがだめな理由はその逆で全ての値段が高いこと。

その良い悪いは各寺、各僧侶個人の判断もありますが信者が決めることでもあります。
タイではお布施は現金だけではなく、食べ物は現物でお布施しますし、物品のお布施も多いです。
扇風機はお布施としてよくある品のひとつです。
私個人宛としては扇風機をもらったことはありませんが寺宛としてはよくあります。
お布施されるということは信者的には使っていいということだと思います。
私の村ではエアコンを持っている家はないような気がします。
そんな村なのでエアコンのお布施はありませんが、もしエアコンをお布施されて電気代も払える状態なら使います。
もしエアコンをお布施されても電気代を負担しろとか言われたら使いませんというか結果的に使えません。
都市部の大きな寺では部分的にエアコンが導入されている寺もありますが僧侶の寝室にエアコンというのはまずないんじゃないかと思います。
あるとしても誰か専用の個室ではなく大勢の人が集まる部屋でしょう。
私の村ではエアコンを使っている家庭が珍しいので、もし僧侶がエアコンを使うと一般人より贅沢をしていると思われて誰もお布施しようとは思わなくなるかも知れません。
隠れて使えるものならいいんですが、エアコンは室外機とかホースとか外に出るのでバレバレですよね。
扇風機は外から見てもばれないし隠すような物としては思われていません。
実際私は隠さずにベランダみたいなところに交流220Vの扇風機を置いています。
使わないので部屋から出しました。
電気代を気にしているので交流の扇風機は使っていません。
今は自動車用の直流12Vの扇風機を使っています。
多分、普通の扇風機よりは電気代が安いのではないかと思います。
ただ調子が悪いので昨日、市場に行ったついでに新しいのを買ってきました。
250バーツでした。
市場ではそれしか買いませんでした。
まだ取り付けてないです。
交流の扇風機も安くて350バーツぐらいからあります。
安すぎて贅沢と思われる心配はしていません。
ただ、修行をしに他の寺に行くときは普通は周りの目を気にして扇風機は持っていきません。
持って行けば修行にならないと思われます。
暑さに耐えるのも修行です。
先月、修行で10日間ぐらい他の寺に行きましたが扇風機持参の人は私が確認した範囲内では31人中のうち一人しかいませんでした。